忍者ブログ
  • 2024.03«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • » 2024.05
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2024/04/24 05:51 】 |
罅入った脚。

磯場を歩く度に走る激痛。

全てが無謀だった。

満身創痍。

数週間前の負傷がここまで長引くとは。

罅。

前日プラの結果から

脚にも心にも入っていた罅。

諦めだったのだろうか。

それとも田代なら

出せるという慢心だったのか。

いずれにせよ罅は既に増長していた。


己のパルスは宵が更けるほど

膨張を魅せ、唆り起ち

その咆哮は宵と共に

健全な精神と共に変貌を遂げるが

肝心な脚は咆哮どころか

膨張し、喘ぎ、そして己の痛感を刺激する。

引き摺っていたのは脚だけではない。

心の罅も離島しても摺っていたのだろう。


結果

終日防波堤で過ごすことと相成った。

水面と並行した足場の良い場所のみエントリーする。

幾許かの夢と期待を持って

ワームにキスを投げるが

キーパーサイズの魚に届くことはなかった。


強い釣りは捨てた。

全てを取るのが目的の釣り。

掛かればどんなサイズでもよかった。

言うなれば2時過ぎのフォーラス前のベンチ。

クラブの女は捨てた。


1/0細軸フックにヘッドを落としたパルス。

ベッコウだけなら4尾は釣った。

だが全てがノンキー。

魚を出せばギャラリーが沸く。

黒猫。

三毛猫。

ブチ猫。

一様に鼻を鳴らしては俺に強請る。

「早く入れて。私の口に」と。


辛抱弱い僕は

西日に照らされ濡れた魚体を

1尾投げる。

欲情に群がるギャラリー達。


「欲しいのか?そんなに俺のが欲しいのか?」

「早くください。あなたが握っているモノを早くください」

可愛い顔をしてながらも

爪をむき出しに舌舐めずりする。

「可愛いくせにヤルコトはやるんだなぁ」

「硬直するまえに早くください。私の口に」


彼女たちは硬直寸前のそれを

口いっぱいに頬張り

流し目だけを残し去っていった。


キャッチアンドリリース。

否。

ここは猫島。

魚はすべて

彼女らの餌と化した。


その恍惚な時も瞬時のこと。

2時間ほど

ノーフィッシュが続けば

周囲には誰もいなくなっていた。

「女と釣りは微器用なんだよ」


後・・・

今日イチのバイト。

決めたか?

決められるのか?

やったのか?

だしたのか?

奥まで刺さったのか?


満月にしなるロッド。

リールを巻く手に光る汗。

水面下で悶えうつ魚。


堤防に抜き上げられたソレは

パルスを喉奥まで咥えた尺を越すイシガレイ。

101121_1049_01.jpg

汁が滑る。

汁が爆ぜる。

汁が滴り落ち

流れ落ちるるその汁たるは

陽光を全身に浴び眩く光っている。

「早く、早くしてと」悶えうつ。


舐めまかしい魚体は反ったアールが美しく

体高に反した小さな唇は

立派なパルスを咥えたまま

陸に打ち上げられその後エレクトを迎えた。


以降

ボクノロッドは

二度としなりを見せる事無く

大会は終焉を迎えることとなった。


今年は例年にないほどタフだった。

しかし・・・

アングラーが負った罅の数だけ

来年の魚は・・・

その隙間を埋めてくれることだろう。

運営された皆様

そして俺を癒してくれた猫に感謝。

また来年。


閉会式の巨匠のツッコミどころ満載のMCと

貴公子のアイドルきどりは

ところどころツボに入ったが

ブログでは誰ひとりとして

そこには触れてはいない。

触れちゃいけない。

そこは触れてはいけない気がした。













にほんブログ村 釣りブログ 東北釣行記へ
にほんブログ村 

拍手[6回]

PR
【2010/11/23 00:33 】 | ロックフィッシュ | 有り難いご意見(4)
棒頂戴田代根魚大会2010
おじいさん「ネウっこの大会だと?何で競うのや?」


私「だからネウですよ」


おじいさん「島のどごにでもいっぺや。あいなの釣ってどーすんのや?」


私「3匹の重さで競うんですよ」


おじいさん「競っておもしれーが?」


私「まぁ、はい」


おじいさん「んだごってわげーのがごむつけてつりしんだべなぁ」


猫「ニャー」


おばさん「ケンちゃん、あがい、あがい」


私「おばさんこんにちは」


おばさん「はいこんにちは」


私「あがいってどーいう意味なんですか?」


おばさん「あんだ、あがいもわがんねーの?」


ケンちゃん「ミャー」


私「えーまぁー、こちらの方言にうといもので」


おばさん「ぐぇって意味だぁ」


私「ぐぇ?」


おばさん「んだ」


おじいさん「ところであんだ、どっがらきたのっしゃ?」


私「海の向こうからです」


おばさん・おじいさん「ハハハアハッ んだが皆そーだ、グハハハッ」


私「ところで田代島ではどこが一番釣れますか?」


おじいさん「んだなぁ、この時期だと、とづらにちかいほーだべな」


私「とづら?」


おじいさん「んだ、とづらだ」


私「そのポイントは熱いんですかね?」


おじいさん「熱い?んん~よぐわんがぇーげっどもなぁ釣れるべ」


おばさん「そーよ、おじいさんはよく熱もって石巻の日赤に運ばれでだべ」


おじいさん「んだ、わげー頃はサネばっかしちょして病気うつされてこまっだもんだ」


私「サネ?」


おじいさん「イッヒッヒッ~ わげーもんはしんなぐでいいごどだ」


おばさん「まだぁ、あんだへんなごどおしえで、ごらっ」


私「色々とどーもありがとうございました」


おじいさん「んでがんばれな」


おばさん「んで」


ケンちゃん「にゃーぉ」












にほんブログ村 釣りブログ 東北釣行記へ
にほんブログ村 

拍手[6回]

【2010/11/16 23:39 】 | ロックフィッシュ | 有り難いご意見(4)
都市伝説フロロの手入れ
貧乏アングラーkatanaの場合
 


 
1.希薄した柔軟剤にライン巻いたままスプール事ドボン。


 
2.2~3時間放置。


 
3.ヨリがまっすぐに。


 
4.若干、伸び率上昇ww
 


 
 
ライターアングラー某巨匠系の場合


 
 
1.スプールからラインを出す。


 
2.両端持って引っ張る。


 
3.ヨリがまっすぐに。


 
4.「つーか俺、ファイヤーラインしか使わねぇーけど



最近の人達こーいう事知らなさすぎかもなぁ」。


 
 
 
昭和アングラーkz系の場合


 

1.フロロ?今更使わねぇーよ。


 
「フロロといえば、昔はフロロナイロンが優秀だったなぁ。



メバルしか使わなかったけど。


 
でもロックはPEなんてもんが出てからは


 
スパイダーワイヤーだったなぁ。


 
最近のワケーもんわ知れねーか。


 
今はファイヤーラインのEXT以外使わねーよ。



だからフロロは使ってないですわ」


 

 
勘違い系の場合
 


 
「俺なんかフロロでもPEでも


 
俺クラスはヨリ入った時点で巻き直してますよぉ



マジで。


 
ヨリヨリな感じはダメっすねぇ。



巻き直したほうが



感度ぱねっすよ。まじで」
 





 
 
このネタ


信じるか信じないかはアナタ次第です。











にほんブログ村 釣りブログ 東北釣行記へ
にほんブログ村 

拍手[3回]

【2010/10/30 22:55 】 | ロックフィッシュ | 有り難いご意見(0)
まだまだ季節が早いとおっしゃっておりました。
昨日猫々猫々魚々魚々田代島。
 

 
水温未だ常盤ハワイアン温水プール。
 

 
しかし此処は田代島。
 

 
略してマーシー。
 

 
それは違う違うそーじゃなーい。
 


 
 
猫写真撮りつつ這い蹲り猫と同化。
 

 
それもどうかと。
 

 
因果な世のなか、猫は平和。
 

 
平和といえばニューパル。
 

 
平和といえば1000点。
 

 
立直、タンヤオと付いてバンバン3900。
 

 
俺もメンタンピンなお年頃。
 

 
 
翌、釣れないジギングという
 

 
過酷な重労働は
 

 
乳酸だけが生産され
 

 
海に向かって頭を垂れる。
 

 
逃げの一手で玉砕覚悟で
 

 
ロック、ロックと意気込むも
 

 
バイトがない。
 

 
飽きて片脚上げつつ布袋巻き。
 

 
結局、ジミヘンの様に項垂れた。
 

 
 
最後の流しで大魚成就。
 
77.jpg
 
お慰みな魚。
 

 
記念にパシャって即リリ。
 

 
最近どう?と



魚に聞けば
 

 
まだまだ季節が早いとおっしゃっておりました。
 
 






にほんブログ村 釣りブログ 東北釣行記へ
にほんブログ村 
 

拍手[4回]

【2010/10/19 14:40 】 | ロックフィッシュ | 有り難いご意見(0)
秋の陸奥マダイは通常の三倍のスピードでファイトします
「マダ…マダイだ… 多くのアングラーをグレージーにさせた赤い彗星だ!」



「でもブライトさん、このスピードでドラグを出すMSなんてありはしません。.
 
秋の陸奥マダイは通常の三倍のスピードでファイトします!」

 

「テンヤの性能を当てにしすぎる。釣りはもっと有効に行うべきだ」



「こう言わざるを得ないのが現在の我々の状態なのだ

渋い状況でも釣り続けなければ今からでも石巻に帰るんだな」



「釣るぞ… 釣るぞ… 釣るぞォォォォォ!」



「見せてもらおうか、ひとつテンヤの性能とやらを」



「い、言ったなァァァ」



「タックルの性能の違いが釣力の決定的差ではないということを教えてやる!」

その刹那フォール中の連邦軍新兵器テンヤになにかがヒットした!



「ええい!連邦軍のテンヤは化け物か!!」



しかし、ヒットしたのはシャーではなく

その身代わりなったのは60を欠けるほどのMSマダイだった。



「しょっ少佐!助けてください!げっ減速できませんッシャア少佐ァ!助けてください!!」



「クラウン…MSマダイには海上を突破する性能はない、気の毒だが….

しかしクラウン…! 無駄死にではないぞ!」



連邦軍新兵器テンヤによって

海上圏域に引きあがられたのはこのMS。


e677773c.jpg




「笑うなよ、兵がみている…」

拍手[3回]

【2010/10/13 22:30 】 | ロックフィッシュ | 有り難いご意見(3)
死に至る暑さ、そして
今回はルアー誌のショアロック実釣取材で巨匠に同行し渡航した。
 
渡った先は田代島。
 
宮城県田代島周辺は北上川河口から
 
東南約15Kmの海上に位置する周囲11.5kmの小さな島である。
 
島には、昔から猫神さまが祀られており
 
犬は一尾たりとも上陸禁止という、全国でも稀有な離島である。
 
 
さて、取材当日の釣果はというと・・・
 
雑誌の実釣取材の為に
 
9月27日発売予定のアングリングソルトを参照して欲しい。
 
 
僕はといえば・・・
 
猫の額ほどの日陰しかない岩礁地帯で
 
朝からブンチク(あまりの暑さにぶっ倒れるという意味の沖縄語)
 
寸前・・・。
 
 
腰痛を引きずり・・・
 
痛む腰を抑えつつ
 
ブツ持ち笑顔で1枚くらいは
 
グラビアで載るかもしれませんが・・・
 
魚を出した後は・・・
 
30度を超す猛暑下での過酷な崖昇降と藪漕ぎ
 
そして・・・ 腰痛の為・・・
 
全く使い物にならず・・・
 
後、学校の浜で・・・
 
 

拍手[1回]

【2010/07/22 17:32 】 | ロックフィッシュ | 有り難いご意見(0)
砂漠の中の宝石
メバル。 

釣るのは至極簡単なターゲットだが

サイズをなかなか選べないのが宮城のメバル事情ではなかろうか。


どの漁港でもアベレージは良くて15cmそこそこ。

18cmを超えれば御の字である。

今やソルトルアーブームといえる昨今、週末の深夜のメジャースポットは

多くのメバラーで賑わいを見せるが

20cmを越すメバルをおいそれと釣るアングラーはそう多くはない。


その理由は簡単。

まずはポイント選択の誤りだ。

アングラーが入れ替わり立ち代るポイントは常に打たれている為に

メジャーポイントでのランカーとの遭遇は

まさに砂漠の中の宝石を捜すようなもの。

ショアに定位するメバルは回遊性が低い故

マイナースポットこそ、ランカーメバルとの遭遇率だけいうとすれば

これぞ熱いポイントといえるのではなかろうか。


また多くのメバラーは

指南書通りに表層からレンジを下げて

広くレンジを探る釣り方をしているケースが

多いように見受けられる。

これも経験豊富なメバラーからすれば間違えという。

ランカークラスはボトムに定位しているケースが多く

レンジを上げれば上げるほど数はサイズは小さくなる。


つまり20オーバーのメバルとの遭遇確立を高める手段は

「マイナーポイントへの釣行」

「ボトムからレンジを探ること」

ランカーをコンスタントに拾っているアングラーの話を総合すると

この2つに限るといえる。


昨夜は久方ぶりに半島釣行150日の

名実共に自称半島のレジェントのkz氏と共に半島にて竿を出した。

メバルのアベレージは全体的に18cmそこそこだったが

ボトムで釣れるサイズは17~19cm程で

表層付近でバイトしてくる魚はいずれも16cm前後と

ここでもレンジによる個体差が如実に出た結果となった。

MAXでは24センチのメバルが釣れたが、その後は続かず。

ちなみに24cmが出たポイントは

ボトムにウィードが非常に濃く密集していた地帯だった。


前回のメバリングでは20cmを越すメバルはいずれも

ヒイカを食っていたため腹ボテだったが

今夜のメバルは帰宅後裁いてみると

イサダっぽいベイトが胃中に納まっていた。

ベイトによる個体差もあるが

ランカーと言わずともコンスタントに良型が釣れたのは

偏にポイント選択の妙がサイズを分けたといえる。


尚、僕の場合は・・・確信犯的にガルプを使用するが

これは誰に反則と言われようとも決して釣果は裏切らない。

眩く、尊いランカーメバルのサイバイヴに今期も終わりはない。


にほんブログ村 釣りブログ 東北釣行記へ
にほんブログ村 

拍手[2回]

【2010/07/07 01:58 】 | ロックフィッシュ | 有り難いご意見(2)
前ページ | ホーム |

忍者ブログ [PR]