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発売されてから早5年。
匂い付きという新たなカテゴリーを確立させただけではなく ソフトルアー初心者でも「これなら釣れる」というアングラーの技量以上の ポテンシャルを引き出すワームとして ソルトルアーにおけるワームの存在意義を 根底から覆した画期的なワームである。 ブームに便乗しようと雨後の筍のように後続のワームが出現するころには ブームは下降の一途を辿るのが一般的だが ガルプはその翳りをまったく見せるどころか 常にアングラーの趣向を捉え、進化している事が 未だ多くのアングラーから支持を得る最も大きな要因であろう。 しかし、問題もある。 あまりにも釣れすぎるために技量よりも ワームポテンシャルに依存してしまうアングラーが多出。 私がボートロック等でナビゲートを勤めた際 ロック初心者がワームを置きっ放しにしていて魚を何尾も出した。 これでは釣ったというよりも、釣れたというべきほうが正しい。 「ガルプ」は正しくはワームではない。 既にライブベイトとも形容できる極めて完成度の高い ライブベイトルアーなのである。 いち早くこれに気づいたアングラーは 「レイン」「スライダー」「エコギア」などのワームを使用することで… 「ワームのポテンシャルではなく技術で釣り上げる」 といった独自の美学を現場で展開するが バイトがなくなってくると、最後はガルプに舞い戻る。 ルアー業界におけるワームの構造改革は 他メーカーに引き継がれ、既に何種もの匂い付きワームが発売されているが 未だ「ガルプ」は多くのアングラーのタックルボックス中に溢れている。 にほんブログ村 PR |
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